農村計画学会 「農村計画学のフロンティア」シリーズについて
「農村計画学のフロンティア」シリーズは、2012年の学会創立30周年を記念して刊行が始まりました。その狙いは、当時の記念事業委員会委員長(現会長)の星野敏京都大学教授による発刊の言葉によれば、「農村計画学の問題解決に貢献し、かつ、今後一層普及することが期待されるような新鮮で有望な『ツール』を取り上げ、それを学会員に広く普及啓発することにあります。とりわけ大学院生を含む若手の研究者・実務担当者を読者として想定しています。」という教科書的な位置づけともいえるものでした。
さて、この農村計画学のフロンティアシリーズは、これまで比較的若手の研究者たちが執筆してきました。ツールに特化したものではなく、現代のそして国内外の農村計画学においての課題となっている問題を積極的に取り上げてきました。若手の研究者・実務担当者を読者として想定するというよりも、むしろ若手の研究者・実務担当者たちが執筆者として、彼らが取り組む現代的課題解決ための成果を世に問うといった形になっています。
農村計画学の取り組む課題は、その関連する学問的分野も広く、取り組む対象も、その地理的範囲も広いのが特徴です。それぞれの執筆者がもつバックグラウンドの分野を超えて、問題の解決に取り組むためのアプローチを著書にまとめて世に問うことは、農村計画学の発展に大きく寄与するものと信じます。
このため、事業企画委員会では、今後も執筆者を募集し、刊行に結びつけたいと思っています。積極的な企画提案をお待ちしています。
- 執筆希望者は、別紙の企画書に必要事項を記入し、学会事務局にメールで提出してください。問い合わせについても同様です。
E-mail: arp_info&ruralplanning.jp (* メールアドレスは「&」を「@」に変えてお送りください。)
- 発刊にあたっては、出版費用が20万円程度かかりますが、これは実費負担になります。各種出版補助制度(大学出版会、科研費もしくは民間出版助成等)をご利用するなど工夫をお願いいたします。
- 発刊後、学会誌に案内ページを掲載いたします。また、地区セミナーや研究会などで本のご紹介などができればと思っています。
2016年6月
農村計画学会事業企画委員会
<別紙>
企画書(案)
****年**月**日提出
■著者
氏名:****(1976年生まれ・**歳)
所属機関・部局・職名:**大学 *** 准教授
所属住所:〒305-8609 茨城県つくば市****
メール:****@****, 電話:***-***-****
■略歴
2001年3月 **大学大学院****研究科修了
2011年3月 **大学大学院****科学研究科修了(博士「環境学」取得)
2014年4月~ **大学 *** 准教授 現在に至る
■主な研究業績
■本のタイトル
(例)農林地の保全・管理のための農村ランドスケープ解析
■全体の要約 (200〜300字)
■刊行の目的と農村計画学における意義(200〜300字)
■目次と各章の概要
はじめに
第1章 農林地の保全・管理を取り巻く状況
(1〜2行で内容を紹介:例) 農林地の保全・管理を取り巻く現状と課題について,既往研究・統計資料等をもとに紹介
以下、第2章・・・・と続く。
おわりに
■本書と直接関係する文献リスト
(博士論文を元にする場合は、博士論文を必ず書くこと)