フロンティアシリーズ

農村計画学会では、30周年事業の一環として、若手研究者が執筆する「農村計画学のフロンティア」シリーズ全8巻を農林統計出版より出版しました。ぜひお求めください。

 

第1巻 山下良平「地域農業計画の予測と分析―マルチエージェントシミュレーション」初版発行年月:2014年4月

「マルチエージェントシミュレーション」というツールを使い、パソコンで平易に地域農業の将来予測を可能にする-その方法と手順を実際のデータを使い、わかり易く解説する。農業の現場を変え、地域農業計画の策定から円滑な合意形成へ-地域農業の未来はこの手に。

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第2巻 森本英嗣「バイオマス利活用による経済性と環境影響の評価―バイオマス総合利活用評価モデル」初版発行年月:2014年5月

バイオマスをどのように利活用するのか?どのような効果が予想されるのか?こうした疑問に平易に答えたのち、パソコンを駆使した、バイオマス資源総合利活用評価モデルを紹介。経済性、環境影響をはじめ、多様な視点からバイオマス利活用の総合的評価を可能にする。

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第3巻 九鬼康彰, 武山 絵美「獣害対策の設計・計画手法―人と野生動物の共生を目指して」初版発行年月:2014年10月

拡大し続ける鳥獣害問題に正面から向き合い、これまでとは違う視点から野生動物管理の手法を提示する。行政の対策とともに、集落住民からのアプローチも加味した「ムラづくり」が、獣害対策に役立ち、人と野生動物の共生へとつながると主張する。

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第4巻 橋本禅, 齊藤修「農村計画と生態系サービス」初版発行年月:2014年12月

生物多様性の保全を考察する際に欠かせない「生態系サービス」という新しい概念を丁寧に説明した上で、国内外の生態系サービスの評価事例、評価方法、施策や制度の概要、研究・実践上の課題について解説する。さらに生態系サービスの維持管理に農村計画学が果たすべき役割を明示する。

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第5巻 淺野悟史「ラオスの森はなぜ豊かにならないのか―地域情報の抽出と分析」初版発行年月:2015年3月

初心者でも理解できる平易な言葉で、ラオスの森林を例に、現地調査の手順を概略的に提示するとともに、調査から得た情報を統計解析する手法も解説する。そこから見えてくるものは、経済社会的に脆弱な途上国での持続性の喪失という現実、そして資源保護の限界だった。

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第6巻 廣瀬裕一「環境心理学的手法を用いた農村空間評価 評価グリッド法を用いた研究事例を通して」初版発行年月:2015年11月

農村空間の評価に環境心理学的手法である評価グリッド法(レパートリー・グリッド発展手法)を適用するための入門者向け解説書。農村計画学に関連する用水路景観と揚水水車を評価対象とした研究成果・評価手法が具体的に提示されており、評価グリッド法を活用するための格好の入門書。

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第7巻 大澤啓志・七海絵里香「文化的な生物資源利用による農村ランドスケープの生成と変容」初版発行年月:2022年1月

それぞれの地域の自然環境条件に対応した農的生産に関わる営みの継続は、その場所での自然の営みと人の営みの歴史を反映した地域固有の景観を醸成する。その地域固有の景観をランドスケープと呼ぶ。各地の農的ランドスケープを訪ね歩いた著者によりその特性、成立要因、変容過程、支えてきた人々について詳細に考察された、注目の書。

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第8巻 市田行信「マルチレベル分析の実際―農村計画、公衆衛生、ソーシャル・キャピタル研究への応用」初版発行年月:2022年4月

農村計画研究、公衆衛生学、ソーシャル・キャピタル研究など、各種の「地域」を考慮した分析での応用を念頭に置いて、マルチレベル分析の概要からはじめ、各種統計データを具体的に使いながらの分析方法、利用時の留意点まで丁寧に解説を施す。初心者にも独力で理解し推定できる解説書!

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