40周年記念事業 「農村計画学レビュー」(仮)創刊企画 執筆者募集について
農村計画学会理事会
1.企画のコンセプト
2022年で農村計画学会は40周年を迎える。農村計画学会では,10周年,20周年,30周年と,節目のタイミングで過去の研究成果を振り返り,傾向を小括する書籍を公刊してきた。それらの系譜を踏まえて,40周年記念事業の一環として,主に30周年以降の10年間を対象とした農村計画学研究の潮流を,研究論文の成果から改めて体系的に紐解き,50周年に向けた今後の展望を示した論説を出版することを計画する。特に,農村計画学の総合性や学際性を鑑み,主要テーマを複数設定し,テーマ毎の精緻な論文レビューに基づく展望を束ねることで,農村計画学の過去から50周年に向けた未来への橋渡しとなることが期待される。現段階での計画ではおよそ10章(テーマ)程度の構成を予定しており,30代,40代を中心とした10名程度の執筆者を公募する。
2.企画の特徴とスケジュール
本書の執筆は,コメンテーター(アドバイザー)制のもとで進められる(※1)。また,地区セミナーや大会等の公開の機会と連動させて,進捗過程において段階的にブラッシュアップを図ることで,最終的に質の高い原稿を完成させる。具体的には,以下のようなスケジュールを中間的な公表及び論文化の目処としている。
2020年夏 | 公募により執筆者決定 →執筆者全体会議の実施,コメンテーターの決定 |
2021年春 | 第1稿(草稿)完成目安 |
2021年春~夏 | レビュー論文の中間発表と位置づけられる報告会を,地区セミナー等の公式の機会と連動させて開催(内容のブラッシュアップ) |
2021年秋(秋期大会) | 出版の最終型となる論文を大会時にセッション等で報告(学会全体に対する成果披露) →年内最終原稿提出 |
2022年春(春期大会まで) | 出版予定 |
※1:執筆過程において,企画委員会が指名したコメンテーター(アドバイザー)による複数回の確認が入り,随時構成や内容に関する意見交換が行われる。
3.原稿の分量及び執筆方針の概要
1人の執筆者が担当する原稿は,1ページ36文字×31行として15ページ程度として,参照した文献リストは別途ファイルで作成する。本文と参考文献リストに関する規定のフォーマットを追って配布する。
レビュー対象となる論文は,和文論文を中心とし,出版年は過去10年間を目安とする。適切な論文を取り上げることが最優先であるが,農村計画学会が出版した学会誌,論文誌に掲載された論文を積極的に取り上げることとする。英文論文については,我が国の農村計画学研究の潮流を体系的にとりまとめる上で不可欠なものを的確に位置づけることとする。詳細については執筆者決定後に改めて連絡,協議する。
4.応募方法と選考
執筆希望者は,希望するテーマ(端的に10文字以内)と,氏名,所属,連絡先を明記して,8月28日(金)までに下記のアドレスまでメールで申し込むこと(件名は「40周年出版企画応募」とする)。また,メールの本文には,希望するテーマでレビュー論文を執筆する際の中心的な文献を10報程度箇条書きすること。書籍の構成を踏まえて著者を選定する際の参考にする。著者の選考結果は9月上旬に応募者まで直接連絡する。
【応募・問い合わせ先】
農村計画学会企画委員会 中塚雅也・山下良平 arp_40thkikaku & rural-planning.jp (※&を@にして送付すること)
以上