集落復興の現場からみたリアル(12/7 オンラインシンポジウム)

会員の皆様

農村計画学会と日本建築学会との共催でオンライン・シンポジウムを企画しています。
以下および添付ファイルが企画内容です。ぜひご参加ください。
添付のフライヤー確認いただき、申し込み登録お願いいたします。

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集落復興の現場からみたリアル
—能登半島地震・農山漁村地域における復興ステージの展望(3)

AIJ日本建築学会農村計画委員会公開委員会・ARP農村計画学会農村計画セミナー(共催)

能登半島地震から2年近くが経ち、豪雨災害も重なったことから、将来の復興まちづくりの課題は多い。地域・地区により被害状況が多様であったため、住宅再建の選択肢が様々あること、大がかりな防潮堤・集団移転のような復興事業の展開が少ないこと、行政側の復興スケジュールが十分には示されないことなどにより、住民が参加し合意形成を図る機会が得にくい状況にある。
復興は、被災者の基本的な生活、くらしの再建が優先され、それを踏まえた将来像を目指すべきであるが、まちづくり等の専門家は、被災者の生活再建のリアル(住宅、生業やつきあい、健康・精神状態など)を十分に体感、共感できているだろうか。今後さらに、被災者個人の生活再建にかかる現場の声をより注意深く傾聴していくべきではないだろうか。
今回は生活再建の最前線で活躍されている方々のリアルな現場の声から、復興まちづくりが始動し、成立していくための環境形成について知見を得ていきたい。
本企画は、農村計画研究者・技術者の専門家組織である「AIJ日本建築学会農村計画委員会」と「ARP農村計画学会」が共催するものであり、両学会会員に留まらず幅広い参加と広範な議論を期待したい。

日時:12月7日(日)午前9時〜12時(ZOOMによるオンライン開催)

プログラム

司会:柴田祐(熊本県立大学)、林和典(近畿大学)
記録:磯村和樹(東北学院大学)

〇主旨説明:「集落復興と生活再建」齋藤雪彦(千葉大学/日本建築学会農村計画委員長)

〇報告:
報告1「珠洲市における住まいを中心とした生活再建支援の現在地
江崎太郎(特定非営利活動法人YNF代表)
報告2「輪島市南志見地区における生活再建のリアル」
白尾友一(白米地区区長)、白尾真紀子(南志見区長会広報)、広田純一(岩手大学名誉教授)
報告3「行政からみた生活再建の現場」
三上豊子(珠洲市 令和6年能登半島地震復旧・復興本部 健康サポート推進室 室長)
-休憩-
〇総合討論:モデレーター 鈴木孝男(新潟食料農業大学)、林和典(前掲)
コメンテーター 岡田知子(西日本工業大学名誉教授)、山下良平(石川県立大学)

〇まとめ: 斎尾直子(東京科学大学/農村計画学会長)
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ARP-AIJ共催能登シンポ20251207